四季の彩り

立冬

11月ですが、気温が高いですね。

本当に異常気象!味覚の秋ですが、旬のサンマを食べることも今年は少なく、

野菜や、果物の価格もあがってますね。明日11/8(水)は『立冬』です。

「立冬」とは、「二十四節気」の節気の1つで、冬の始まりを意味します。「耳にしたことはあるけど、深い意味は知らない」。または、「意味は分かるけど、立冬の由来などを知らない人は少なくないかもしれません。

「立冬」とはいつ? 期間や意味も知ろう

「立冬」という言葉。この言葉を聞いたことはありますか? 「耳にしたことはあるけど、深い意味は知らない」。または、「意味は分かるけど、成り立ちや何をしたらいいのかまでは分からない」という人もいるかもしれませんね。いつからいつまでが「立冬」で、その期間にはどのような食べ物を食べ、どんな風に過ごすのかまでをご紹介していきます。

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何月何日から何月何日までが、2023年の「立冬」なのでしょうか。また、「立冬」の意味も見ていきましょう。

◆「立冬」とは

「立冬」とは、「二十四節気」の節気の1つで、冬の始まりを意味します。冬を表す節気は、立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒の6つです。

昔、古代中国人が、農業に活かすために太陽の位置を24等分にした、「二十四節気」というもので季節を表しました。これは、春分・夏至・秋分・冬至という節気を中心に、春・夏・秋・冬とした暦です。しかし、「二十四節気」では気象の動きが読み取れませんでした。古代中国人は、詳細な季節の変化を知るために、「二十四節気」をさらに約5日ごとに分けた「七十二候」を作りました。つまり、24の節気に対してそれぞれ3つの候を設置し、約5日を1つの候としたのです。「立冬」だと、山茶始開(つばきはじめてひらく、初候)・地始凍(ちはじめてこおる、次候)・金盞香(きんせんかさく、末候)の3候に分かれています。

 

◆2020年の「立冬」は11月7日~11月21日

「立冬」は、11月7日か8日~11月22日か23日までの約15日間です。始まる日や終わる日は年ごとに変わります。今年2023年の「立冬」は、11月8日(水)~11月21日(火)です。「夏至」とは反対に、夜が最も長く、昼が短い日になるのが、「冬至」です。この日を境に日照時間が長くなるのですが、気温は低く、雪が降ることもあります。また、「冬至」の日には、かぼちゃや小豆粥を食べる風習があるようです。地方によっては、かぼちゃの別名「南京(なんきん)」のように、「ん」のつく食べ物を7種類食べると幸せになると言われています。

このように、まだ秋であり、徐々に気温が下がって冬らしくなり始めるのが、「立冬」。特定の風習があり、夏至とは反対に、気温が低く、最も日照時間が短い日が「冬至」ということになります。

日本では、「冬至」にかぼちゃを食べるという風習があります。しかし、「立冬」には特定の何かを食べるという風習がありません。二十四節気の起源である中国では特定の風習があり、南の地方では肉や魚、北の地方では餃子を食べます。

風習はありませんが、最近では、「立冬」を“あられやおせんべいの日”“鍋の日”と呼ばれていることをご存じですか? 1985年に全国米菓工業組合が、新米の取れるこの季節にはあられ・おせんべいを楽しんで欲しいという思いから、毎年立冬の日を「あられ・おせんべいの日」としました。

「鍋の日」は2001年に食品メーカーのヤマキが制定。11月7日を「いいなべ」とした語呂合わせと冬に向かい鍋が美味しくなる季節であることから、生まれましたよ。「立冬」の期間中に、あられやお鍋を食べるのもいいですし、中国の風習を取り入れて肉や魚、餃子を食べてみるのも面白いですね。季節の暦について調べるといろいろな意味があるんだぁと感心します。

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